2013年作家として活動を始めました。
埼玉県在住、義理の実家大阪、イベントもあり関西から東北をうろうろしています+弘前行きたがりなので困っています。
朝小布と書き”あんこぎん”と読みます。
英字ではannKoginでKのみ大文字
イベントでは
こぎん刺し 朝小布 annKogin で出ています。
たまにannとKoginを離されて書かれますが、繋げて書いてほしいと思っています。
イントネーションもあんこぎんとつなげてください。
あだ名は、アンさん、アンちゃんと言われることが多いです。
2020年1月、こぎん刺しの情報ウェブマガジンのKogin Bankさんの取材を受けました。
東京ビッグサイトでイベント中でした。
病気になり、こぎん刺しに出会い、現在に至るまで10年ちょっと生きてきた素のわたしです。
今頑張っている誰かに届きますように。
病気ブログもTopページの下記にリンクしています。
高校を卒業し、美容専門学校に入学、卒業後は美容師として働いていました。
20代でワーホリでカナダに滞在。
その後も数年美容師として働いていましたが、親の看病をきっかけに帰国。
帰国後は実家の会社の事務経理をする傍ら、派遣美容師としても働いていました。
しかし2008年、突然の体のこわばり、激痛から体を動かすことも容易ではなくなり、病院で検査を繰り返し、膠原病のひとつSLE(全身性エリテマトーデス)との確定診断を受け入院、治療が開始されました。
数年後、合併症の間質性肺炎を患い、これが致命的で私の人生のいろんなものを奪いました。
美容師として復帰する気持ちもなくなりました。
動く=息苦しい というすべての行為がしんどくなった私はネットや雑誌を読みふける毎日でした。
ここで、こぎん刺しに出会うことになります。
ヴィンテージの北欧陶器に興味を持っていたある時期、北欧の陶芸家が日本文化の影響を大きく受けていたと知り、北欧ブームも手伝ってか”こぎん刺しの幾何学模様と北欧のモチーフが似ている”という一文を発見したのです。
初めてこぎん刺しという文字を見た瞬間でした。
そこから、興味がこぎん刺しに移り(暇すぎてどんなものにも興味が移っていった)日本にこんな伝統があるのかと調べていくとどうにも実物を見に行きたいとふつふつと湧き上ってくるものを感じたのです。
それまでほとんどひきこもりだった私が、夫に連れられこぎん刺しの故郷、弘前へ。
第2回こぎんフェスに訪れて初めてこぎん刺しに触れました。
たった数日の滞在ではこぎん刺しのことを知るには足りず、数ヶ月にわたり2度3度と弘前を訪れました。
見るだけだったものが今度はやってみたいに変わりました。
まともに動けない私が、ベッドの上で、こじんまりとシンプルに熱中出来るものに初めて出会えたのです。
今だから言えますが、その頃、私は5年後くらいから酸素ボンベを担ぐ可能性が高いと医師からの宣告を受けていました。
そして、間質性肺炎の15年生存率が低いことも知っていました。私が33歳の頃の話です。
何かこの世に残しておきたい。
そこから人生最後に私が関わるものをこぎん刺しにしたいと思ったのです。
名刺に作家と名乗るのがおこがましくなり、いろいろ作る人という肩書にしたりしていました。
こぎん刺しの教室にも通いました。
ですが、体力が持たず、また、色々思うことがあり大したことを学ぶ前に退会。
やっとの思いで治療して苦しみからは多少解放されたのに、その頃にはそのステロイド治療の副作用で両足の大腿骨頭壊死という難病にまで侵されてしまいまともに歩くことも出来なくなっていました。
出歩きたい気持ちも痛みで全くなくなり、習うより慣れろだよな、と思い直し時間があれば針を持っていました。
杖を使うことで日常生活を少しずつ取り戻していったので、リハビリを兼ねてイベント出展するようになりました。
annKoginの誕生です。
ですが、歩くだけで精一杯、夫頼りでした。
イベント中トイレに立つのすらも痛みとの戦いでした。
そんな私が、イベント出展を繰り返すうちに、責任感からなのか、生きがいになったからなのか、痛みから解放される日がどんどん増え、動くようになり、体力が戻ってきました。
次第に1人で出展出来るようになりました。(現在はほとんど1人出展です)
それから数年、体調のアップダウンはありますが、今では寛解状態をずっとキープしていますし、何よりイベント中に体調が悪くなったり、激痛に見舞われることは何故かほとんどない!
これには毎回ありがたいと思っている私のからだの不思議なのです。杖もほとんど使わなくなりました。
お客さまとイベントで触れ合うことが多くなってきた今、私の病気の頃のブログを読んだことある方もいらしてくださいます。こぎんのことも載せていましたので。
同じ病気の方、名前は違うけど同じ自己免疫疾患を持ってるお客さま、作家仲間もいます。
そんな中、私が今こうやって普通の生活、いや、多分普通以上の生活を送っていることを元気になる目標と言ってくれる方もいます。
ずっと病気のこと隠してたというか、色眼鏡で見られることも嫌だったので避けていましたが、自分を否定しているのもよくないと思い話すようにしました。もし同じ病気で苦しんでいる方いたら、私のように元気になってるケースもあることで励みに思っていただけたら嬉しいです。
↓
2014年まで更新していた治療ブログです。
annco SLE da doooon
http://annco.cocolog-nifty.com/
今は、自分が長く生きるつもりでいるので、こぎん刺しにもっとゆっくり向き合ってもいいのかなとも思い始めてきました。
annKoginとして、いつまで出来るかはわかりませんが、イベント回るのもあと数年で終わりにしようと思っています。
これは、私の体調ってよりは、飼い犬の年齢が10、8、7才とシニアになってきたので必然的に側にいなきゃということです。
それまでにいただくご縁を楽しもうと思います。
活動コンセプト
大人かわいいナチュラルアンティーク
暮らしの中にこぎん刺しの彩りをひとつ
こぎん刺しにオリジナリティをもたせるためには色のバリエーションを充実させることが近道と思い染色を始めました。
おすそわけ程度だったのですが、いつしか口コミから需要が増え、販売も大事な仕事になりました。
今では好んで使ってくださるお客様、作家様も増え色味を充実させるようになりました。
生産する量は少ないため常時販売とはいかずイベントのみの直販だけになっています。
HappyBagもたまに作っています。